2021年8月22日(日)に札幌競馬場で行われる『札幌記念(G2)芝2000m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は13頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- ユーキャンスマイル
アイスバブル 57.0 【B-】
函館W併せ。馬なり⑦
2頭併せの外。1馬身先行からコーナーで内の相手と馬体が並ぶも、直線は馬なりでスーッと前にでて内の相手にアタマ差先着という内容。大きなフットワークでクビを使って走れているものの、ただ他厩舎の外の馬を交わすまでは至らず、前走からの上積みはさほど感じない。評価は割引いた。
サトノセシル 55.0 【B-】
札幌ダ併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。併せた相手は1勝クラスのサトノバトラー。この馬を1馬身追走からコーナーワークで馬体を並べ、直線で手前を替えて交わしにかかるも、相手に盛り返され気味に併入。相手は発汗激しく、さほど動けていない。少しかかり気味で鞍上は終始手綱を引きながらの追い切りではあったが…。前脚は高く上り活気十分に走れているものの評価しづらい。
ウインキートス 55.0 【B+】
札幌芝単走。馬なり⑧
この馬は1週前追い切り映像があり。この1週前追い切り内容を評価してのプラス評価。アタマ高めの走法も、通ったコースを考慮すると1週前の追い切り時計はかなり優秀。ピッチ走法気味の走りから、ゴールに向かうにつれて四肢の可動域が広くなり、最後は後肢を高々を後ろに蹴り上げる走り。毛艶も良好で、脚長の馬体をふっくらみせている。好調と判断しプラス評価としてみたい。
ステイフーリッシュ 57.0 【B】
札幌芝併せ。馬なり⑦
3頭併せの内。2馬身前に行く相手の後ろから、直線向いて手前を替えるとギアが入り、並ぶ隙も与えず、2馬身以上突き放す好内容。相手は2歳馬で格下だったこともあるが見栄えのよい内容。ビキビキとしたピッチ走法気味の馬ではあるが四肢を大きく広げて走れており調子は良さそう。とてもリラックスして走れている。
ソダシ 52.0 【A】
札幌芝併せ。馬なり③
前を3馬身近く追走から、ムチまで入れて追う相手をまったく相手にせず、余裕綽綽に1馬身先着という好内容。ただこれは2歳未勝利馬で相手が弱い。軽めの追い切り内容で、全力で走っている訳ではないため評価は難しいが、大きなフットワーク。特にトモのバネ感が素晴らしい。馬体は、春に比べてグッと馬体が締まった印象を受ける。
1週前追い切りの映像はありませんでしたが、同レースに出走するユーキャンスマイルと併せ馬を行い好時計で1馬身先着していることから状態面での不安はなさそうです。後は古馬との能力比較だけでしょう。私はこの馬を信じたいと思います。
ディアマンミノル 57.0 【B+】
函館ダ併せ。一杯⑩
2頭併せの外。コーナーの一番深いところをスピードを付けて入ってくる。コーナーリングはとても上手。終始アタマを低い位置に保ちクビを使った活気溢れるフォーム。併せた相手は古馬1勝クラスの馬であったが、これを7馬身近くは突き放しただろうか。最後まで見せムチを使ってめい一杯追う意欲的な内容。直線で手前を替えることなく、右手前1本で走った点は割り引きも、かなり面白そうな1頭。プラスに評価してみたい。
トーラスジェミニ 57.0 【B-】
札幌ダ併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの内。コーナー深く回る相手に対して、ショートカット気味に馬場の7分どころに入り前を追走するも、2馬身差は詰まらず、そのまま遅れてのフィニッシュ。この馬らしいキビキビとしたフットワークではあるのだが、今一つ迫力の感じない内容で評価しづらい。
バイオスパーク 57.0 【C】
函館W単走。強め。
雨が降る中での追い切り。馬場が悪かったこともあるかもだが、四肢の可動域が狭く、仕掛けてからの反応も悪い。時計も遅く本調子とは思えない。
ブラストワンピース 57.0 【B】
函館芝併せ。G前軽仕掛け⑤
3頭併せの内。前の2頭を追走し、コーナーワークを利して馬体を並べるも中の2歳未勝利馬を突き放すことができず、僅かに先着する程度の内容。脚元の力感は薄い。ただ、いつも発汗が目立つ馬が、今回は発汗が見られなかった点は好感が持てた。時計は悪くないもののプラス評価には至らない。
中は2歳未勝利馬アンビション。外は3歳未勝利馬ララパピヨンドメルでした。
ペルシアンナイト 57.0 【B-】
函館芝併せ。馬なり⑤
ブラストワンピースと似たような追い切り内容。ただ本馬の方がアタマが高い走り。活気十分に、併せた外のレシャパール(1勝クラス)に半馬身先着も、良い頃の動きと比較すると今回は物足りない内容。評価は割引いた。
マイネルウィルトス 57.0 【B-】
函館芝単走。G前軽仕掛け②
クビの可動域が狭く、脚力だけで走っている印象。ゴール後にすぐ脚色を緩めており余力も今一つ感じない。時計は出ているものの通ったコースは内目であり高い評価は与えづらい。
ラヴズオンリーユー 56.0 【B】
函館ダ単走。馬なり。
1週前に川田騎手が騎乗し、函館芝コースで好時計の追い切りを消化しているため、最終追い切りは軽く流しただけの内容。軽く流しているだけだが、鞍上は負荷がかかり過ぎないよう細心の注意を払いながらの丁寧な追い切り。馬もリラックスした状態で、身体全身を使って大きく柔らかな動きができている。ただ、評価は据え置いた。