本記事は、2021年6月27日(日)に行われる新馬戦(阪神5R 芝1800m)の追い切り評価記事となります。
出走馬は11頭。追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価となります。
なお、追い切り動画がない馬については評価しておりませんので、ご了承ください。
1枠 1番 アランヴェリテ 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
非常に力感のあるフットワーク。前後の脚が真っ直ぐ前に出るフォームは好感が持てる。ラスト1Fでの左手前への手前替えに少しスムーズさを欠いてはいたものの許容範囲。プラスに評価してみたい。
2枠 2番 レッドベルアーム 【B】
栗東CW併せ。G前軽く追う⑧
2頭併せの内。前を1馬身追走し直線へ。スーッと馬なりで1馬身前に出ると、外で懸命に追う相手を尻目に、軽く促す程度でまったく寄せ付けず半馬身先着。重厚感あるフットワークで力みの少ない走り。突き放しても良い内容ではあったが、抜け出した後、手前を戻してやや伸びを欠いたようにみえた分、評価を一つさげてみた。
きっとパドックでも良く見える馬だと思います。パドックでよく見えるようなら買おうと思います。
3枠 3番 ショウナンナダル 【B-】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
馬体をビッシリ並べての併せ馬。ラスト1Fから肩ステッキを2度入れるも併せたラチ沿いの相手にクビ差遅れ。時おり推進力が上に逃げる完歩が見られるも全体としては低い姿勢を保ち集中して走れている。ただ全体時計54.1-12.5秒と平凡な内容で評価しづらい。
4枠 4番 テーオークレール 【-】
映像なし
5枠 5番 ローマンネイチャー 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前にびっしり追っており最終追い切りは、坂路でサラリというイメージだったのだろう。軽めであったこともあり、脚元が力感が薄かったが一定の加速度を保ち、真っ直ぐに登坂した点は評価したい。
1週前は松山騎手が騎乗し一杯に追って好時計。活気十分のキビキビとしたフットワークではあったが、併せた3歳未勝利馬にハナ差遅れたか。全体時計52.6秒。ラスト2F時計24.3-12.2秒は上々。
6枠 6番 カンティプール 【A】
栗東坂路単走。G前強め。
ラスト2Fで手前をカチッと替えると弾力性あるフットワークでグングン加速して登坂。最後は少し疲れたかラスト1Fで0.2秒の失速。とは言えだいぶ前を走っていたラチ沿いの相手を最後まで捕らえようと一生懸命走っており、好感の持てる追い切り内容。疲れても走りの軸がブレず、真っ直ぐ走れていた点を高く評価したい。
6枠 7番 ターゲサンブルック 【-】
映像なし
7枠 8番 ダノンフォーナイン 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
ラチ沿いを登坂。植え込み側にいた相手が、ラチ沿いに斜行しながら馬体を併せてくるも怯むことなく真っ直ぐ前を向き自身の走りに集中できていた点は良かったが、舌がハミを越していた点は割引。全体時計は52.0秒と早いが、ラスト1Fは12.6秒で0.3秒の失速。G前一杯に追うも、馬なりのままの相手にアタマ差遅れた。評価しづらい。
1週前はアリストテレスと併せ馬をして、流石について行けず。期待されているのかも知れないが、それに応えられるだけの力がまだ無いように思えます。
7枠 9番 メイショウウネビ 【-】
映像なし
8枠10番 キラーアビリティ 【B】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
右手前で引っ張り、ラスト1Fで左手前に替わるも相手を交わすためにギアを入れた際、また右手前に戻していた。現状、この馬は右手前の方が得意だろう。これは阪神の舞台では割引。ただ、ラチ沿いを走る1馬身前を行く相手を、ものの数完歩で半馬身交わし去ったギアチェンジ性能はなかなか。
キャロットクラブの馬で人気はしていますが、単勝1.8倍の馬かと言われるとどうでしょう。
8枠11番 テーオーコンドル 【B+】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの内。前を2馬身追走し直線へ。アタマが上に振り推進力を上に逃がすフォームは本来大きく割引も、最後の数完歩は首をグッと下げ推進力ある走りに。四肢の可動域は広くダイナミックなフットワーク。クビの使い方にまだ課題は見られるも、背中を使った良い走りができている。全体時計は遅く併せた外の相手とは併入も、伸び代感じる走り。プラスに評価してみたい。
併せた相手は3歳1勝クラスのテーオーソロス。土曜日の阪神6R(芝2000m)に出走し5人気4着。この馬相手に負けず劣らずの動き。本記事執筆時点で9人(89.8倍)の馬である。買うべき馬として明示的にプラスに評価しておきたい。
今週の新馬戦
6/27(日)札幌5R 2歳新馬 芝1200m
6/27(日)東京5R 2歳新馬 芝1600m
6/27(日)東京6R 2歳新馬 ダ1400m
準備中