《2021》ファルコンS【評価結果】―レース回顧

2021 ファルコンS 評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた12頭に評価を付け高評価としたのは3頭。結果は【A】→【B】→【B+】。高評価馬が2頭馬券に絡み、1着馬は単勝3番人気のルークズネスト。人気馬どうしの決着ではあったが、以下の点から参考になった人がいたかも知れない。

  1. 【A】評価馬が1着であったこと
  2. まぁまぁ人気のロードマックス、ショックアクションをマイナス評価できていたこと
  3. マイナス評価馬が馬券内にいなかったこと
jamie

筆者のブログが参考にし「馬券を的中させた」とTwitterでフォロワーの方から連絡をいただきました。とても嬉しかったです♪

jamieのファン

jamieはどうやったんよ!

jamie

えっ、俺?聞かんといてくれる…。アスコルターレから入って派手にやられたよ。

着順馬名評価人気
1ルークズネストA3
2グレナディアガーズB1
3モントライゼB+2
4サルビアB6
5インフィナイトB-9
6ファルヴォーレ7
7ヴィジュネルB10
8ニシノアジャストB11
9ロードマックスB-4
10ショックアクションB-5
11アスコルターレA8
12フォイアーロートB-12
13ラングロワ14
14トーセンウォーリアB13
15ホーキーポーキー15

レース回顧

勝ち時計1:20.1は早い。この時期は季節の変わり目のためか雨も多く、過去10年で良馬場で行われたのは5回。その5回の平均勝ち時計は1:21.5秒であり、これよりも1.4秒も早く十分早いと言えよう。

ペースは、前半600mが33.7秒、後半600mが35.0秒。1.3秒前半の方が早いハイペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、ルークズネスト(幸)であった。

パドック

この日はパドックをリアルタイムに見ることができなかった。後追いでみたパドックでは、インフィナイトが堂々とスムーズな歩様で活気も十分。最も良く見えた。次点はルークズネスト。後肢の踏み込みに少し物足りなさを感じたものの堂々と周回。ニシノアジャストがパドックの外目を踏み込みしっかり。もう一頭あげるならファルヴォーレであっただろうか。後肢をしっかり後ろに送り出せていた。

【A】評価を付けたアスコルターレは、-20㎏で432㎏。追い切りでは良く見えたがその後何かあったのだろうか。この馬体減は気になった。

人気のグレナディアガーズは歩様のスムーズさはあったものの小刻みに後肢を動かし歩幅が小さく見栄えはしなかった。もう一頭の人気馬モントライゼは、トモの踏み込みは力感たっぷりの歩様もゼッケン下の発汗が激しく、少し入れ込んでいるように見えた。

展開

ラングロワが好スタート。この馬はスタートが上手くテンの脚が速い。ただ押して行くもハナを奪えない。

内隣のロードマックスはラングロワの好スタートに驚き後方からの競馬を余儀なくされた。

内枠各馬のスタートもよく、サルビア、トーセンウォーリア、ホーキーポーキー、グレナディアガーズ、インフィナイトらも前に。

最内枠を引いていたルークズネストは、完歩が大きいため最初の数完歩はそれほど行き脚がついていなかったものの、100mあたりを過ぎたあたりで右手前に替わってからはスピードに乗って先頭に躍り出るスピードを見せた。

主導権を取ったルークズネストが、そのまま押し切りグレナディアガーズの追撃をアタマ差凌いで優勝した。

1着 ルークズネストについて

1枠1番からのスタート。トビの大きい馬で最初のコーナーまでの距離が長い中京芝1400mで良かった。徐々にスピードに乗せて最初の100mを過ぎてからジワッと先頭に躍り出る。

幸騎手は、「この馬のトビの大きい走法」と「枠順」から、逃げるプランも視野に入れていたのだろう。迷うことなくハナを奪っていた。確かに、この馬の走法を考えると、外から被されるのは避けたかったところ。とは言え、前走では『後ろからキレ味を活かす競馬』で、今回は『前で押し切る競馬』とまったく別の競馬。

競馬に幅があり、この馬の能力の高さを裏付けるレースとなった。

最後にグレナディアガーズに差されそうになってから粘る勝負根性も評価できる。

気になったのは、最後の直線でまっすぐ走れなかった点。残り300mあたりで右手前に替わった際、左にヨレていた。幸騎手が修正してはいたものの、左に右にとロスの多い内容。これは今後の課題かも知れない。

今回はテンにそれほど早い馬がいなかったため楽に先手を奪えたが、内枠をひいて外から被される展開が予想される時は、少し注意が必要かも知れない。

2着 グレナディアガーズについて

良馬場であったとは言え、コース内側の芝の痛みが激しかったのだろう。川田騎手は好スタートから大きく内に寄せることなく、馬場の良いところを選んで追走。

スピードの違いですんなり番手を確保し、最終コーナーでもロスを承知の上、馬場の良い外目を回る。

最後の直線では、坂を上がり切ったあたりでグッと伸び、一時はルークズネストを交わす勢いであったが、ルークズネストの粘りもあり、最後の30mで脚が止まってしまいクビ差届かずの2着。

朝日杯FSを好時計で勝ち、ここでも断然人気となっていたが、課題は距離か。今後はスプリント路線に進んでいくものと思われる。

jamie

このレースは短距離戦ながら、上位2頭が、3着以下と2馬身半(0.4秒)差を付けており、この2頭が抜けて強かったです。

3着 モントライゼについて

内枠の各馬が好スタートを切っており、外枠発走のこの馬は終始外々を回らされキツイ競馬。3角手前でインフィナイトとポジション取りでやり合うシーンもあった。

中段外目から、上り3F時計3位タイの34.8秒の脚で前を追うも、勝ち馬と2着馬の上り3F時計は、35.0秒と34.9秒。残り3F地点で上記2頭との差は3馬身あり。これでは届かない。

パドックでは入れ込み気味に見えたが、道中折り合えていたことは収穫。上位2頭とは少し力差感じる内容ではあったが、早い時計で最後に詰めての3着は評価できる。次走も注目しておきたい。

4着 サルビアについて

最後モントライゼにアタマ差差されたものの、ハイペースを前で粘っての4着。枠順にも恵まれたと見方もできなくもないが、評価しておきたい。

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