2020年10月11日(日)に東京競馬場で行われる『毎日王冠(G2)芝1800m(別定)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は11頭。追い切り動画で確認できた7頭の追い切り評価となります。
アイスストーム 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
右手前で坂路の真ん中やや埒沿いを単走で登坂。大きなフットワークで軸の安定した好フォーム。ラスト1F過ぎた辺りで鞍上に首筋を叩かれ気合いを付けられると、素早く反応し、脚の回転を上げ加速ラップを維持した。右手前1本で登坂した点を割引きも好調だろう。最終追い切りにも注目したい。
カデナ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
ラスト2Fでカチっと左手前に替えると活気十分に力強く登坂。しかし、ラスト1F過ぎた辺りで疲れが見え始める。そこから鞍上に強めに追われるも、変なタイミングで右手前を戻したため、そこから走りのリズムが崩れ大きく減速。とは言え、ラスト2F-1F区間の走りはここ数年で最も活気十分で力強い走りに見えた。最終追い切りでどこまで良化しているか注視したい。
コントラチェック 54.0 【A】
美浦坂路併せ。馬なり。
前にいる相手を真後ろから掛かり気味に一馬身追走。直線で埒沿いを走る相手の内に入ると、早々に追い付き並びかけるも、相手を可愛がるように相手と並走し、最後はハナ差先着。完全馬なりも、脚の回転は鋭く、クビを使って活気十分。左手前1本で登坂し手前を替えなかったがこれは余力と捉え、高く評価したい。
ザダル 56.0 【B】
美浦南W併せ。G前強め⑧
3頭併せの外。内中の馬を1馬身追走し、直線半ばまで1馬身遅れ。直線半ばから強めに追われ、尻ムチ一発を入れられ、馬なりのままの内中の相手と併入。クビを大きく動かしながらもアタマを低い位置に保つ好フォーム。前後脚の可動が大きく伸縮も早いのだが、なんだか走りが軽い印象。トモはしっかり地面を掴んで走れているのだが、前脚は地面を撫でているような走り。また、直線で左手前に替わってからのエンジンのかかりが若干遅い。決して悪い走りではないのだが一旦評価は据え置く。
サトノインプレッサ 54.0 【C】
栗東CW併せ。G前強め⑧
2頭併せの内。外は京都大賞典に出走予定のタイセイトレイル。この馬らしいアタマの位置が低いフォームではあったが、相手とのアタマ差が縮まらない。ラスト1Fは疲れて大きく失速し、結局タイセイトレイルに1馬身突き放されてしまった。
サリオス 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの内。右回りのコーナーを逆手前で入り、コーナーの途中で右手前に。直線でもそのまま右手前(逆手前)で走り。一杯に追う相手を尻目に、馬なりで半馬身先着。右手前に勝る走法は府中の舞台で決してマイナスではないのだが、以外と不器用な馬だ。好時計も通ったコースを考えるとそこまで強調できない。評価は据え置く。最終追い切りに期待したい。
ダイワギャグニー 56.0 【B】
美浦南W単走。G前軽く追う⑧
頭は少し高めも、トモは地面をしっかり掴み押し出すように推進力ある走りはできている。