2020年10 月11日(日)に京都競馬場で行われる『京都大賞典(G2)芝2400m(別定)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録18頭。追い切り動画で確認できた6頭の追い切り評価となります。
キセキ 57.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑨
コーナーを深く回り直線へ。リラックスして走れてはいるが、四肢の可動域は狭く、クビと脚との連動性も悪い。この馬にしては今一つ推進力を感じない走り。軽めの内容であったとは言え、脚元の力感も不満。追ってからの反応も悪く評価しづらい。ただ軽めの内容で、通ったコースを考えると時計はそこそこ優秀。最終追い切りへの期待を込め、評価は据え置いた。
キングオブコージ 57.0 【A】
栗東CW単走。馬なり⑦
この馬の追い切りは初めてみたが良い走りをする馬。クビを前に突き出して走ることで推進力ある走りができている。四肢の可動域はそれほど広くないものの、ムダの少ないフォームでそれを担保できている。キビキビとした走りで活気も十分。終始馬なりで、通ったコースを考えると時計も優秀。高く評価したい。
グローリーヴェイズ 58.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め⑧
2頭併せの内。直線半ばで肩ムチ一発入れると反応し、G前強めに追って2馬身突き放す好内容。低い姿勢で活気十分に走れてはいるのだが、脚元の力強さに物足りなさを感じるため、A評価には届かない。とは言え最終追い切りを期待したくなる内容。楽しみにしたい。
タイサイトレイル 56.0 【B-】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑨
2頭併せの外。内は毎日王冠に出走予定のサトノインプレッサ。コーナー深く回り直線へ。早めに鞍上の手が動き追い出しを開始するもジワジワ伸びてはいるものの、キレ味はない。四肢の可動域は狭く何か窮屈な走り。本調子には思えないものの、内のサトノインプレッサには1馬身先着した。
ダンビュライト 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
完全馬なりで併せた相手に半馬身先着。この馬が馬なりで加速ラップを踏むことは珍しい。ラスト100mで手前を替えて加速ラップを維持したのだが、この手前の切替も極めてスムーズ。かなり状態は良さそう。最終追い切りも楽しみにしたい。
モンドインテロ 57.0 【B】
美浦坂路併せ。G前一杯。
G前一杯に追って、埒沿いを走る完全馬なりの馬に1馬身遅れたため、一見見栄えは悪いが、この馬自身は活気十分にしっかりとした走りができており、決してマイナスにはならない動き。相手はかなり前を走っていた馬と思われる。評価は据え置くが、調子は良さそうに見える。