本記事は、2025年12月6日(土)に阪神競馬場で行われる『鳴尾記念(G3)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価記事です。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- ショウナンマグマ
Grade A
今回、稀に見る大きな良化を示したのがラーグルフです。2歳時を思い起こさせる四肢の広がりで、可動域をフルに使ったダイナミックな走りに復調気配が色濃く映ります。
脚の速さという点で、開幕週の阪神芝1800mは得意な条件では無いかも知れませんが、今回は外枠に先行馬が揃い、前半から流れが速くなる可能性があります。その展開になれば、丸田恭介騎手が馬群の間をうまく突いて浮上するシーンも十分に描けます。
適正はさておき、状態面は太鼓判を押せる出来。この人気なら、ここから入っても面白い一頭です。最高評価に抜擢します。
Grade B+
マテンロウレオは、背中の安定感はそのままに、前後の繋ぎをしっかり返すスナップの効いた走りです。6〜7割の力感で好時計を出せており、フォームには軽さと余裕が同居しています。冬のタフな馬場でもブレない芯の強さが光り、充実の仕上がりです。
Other Key Runners
ウエストナウは、栗東CWで3頭併せの中、内外の間に割って入ると体を沈めて一気に加速。難なく3馬身先着しており、前肢の使いが柔らかく推進力の伝達が非常にスムーズです。クビと四肢の連動性も高く、完成度の高い動きです。
デビットバローズは、栗東CW外からの3頭併せ。四肢の回転が速いため忙しく映るものの、鞍上は終始ゆとり十分で、フォームは安定しています。本来は唸るような加速で相手を置き去りにするタイプですが、まだその迫力までは戻っていません。それでも“持ったまま”でリラックスして動けており、能力はしっかり発揮できる状態にありそうです。
オールナットは、上体はやや高めですが、坂の一番苦しい地点でも脚色を強められており、走りにはしっかりとした前進気勢が感じられます。肌艶も良く、馬体の張りも十分。状態面に不安はありません。ナムラエイハブは、アタマの位置が安定し、前後の脚をまっすぐに運べています。適度にクビも使えており、動きにリズムが出ています。活気と肌艶も十分で、総合的に見て好内容と言えます。
穴で一頭、注目しておきたいのがブラックシールドです。序盤は鞍上が抑えていたためアタマを振る仕草こそ見られましたが、フォームの乱れはありません。ラスト1Fで手綱が解放されると鋭く加速し、力強いギアチェンジを披露。程よく気合いも乗っており、好調と見てよい内容です。
追い切り評価(まとめ)
今日はまだ仕事中です。後で追記します。
今週開催のその他重賞レース
ステイヤーズステークス(G2)
明日の朝までには公開します。
チャンピオンズカッブ(G1)
土曜日の夜、公開予定。
