《2025》福島記念【最終追い切り】調教評価

福島記念 追い切り 調教 評価
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本記事は、2025年11月22日(土)に福島競馬場で行われる『福島記念(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。

目次

A評価

リカンカブール

栗東坂路での単走追い。序盤からしっかりと集中し、重心を低く保ったままブレずに登坂できていました。ラスト1Fで鞍上が軽く気合をつけると、クビを大きく使いながら地面を押し込むように加速。ジワジワと力が乗っていくフォームが好印象です。

全体のラップはきれいに刻まれ、脚の回転とストライドの伸びが噛み合った“持続型”のフットワーク。ジワリと脚を伸ばすこの走りは、機動力と持続力が問われる福島2000mにいかにもフィットしそうで、A評価に抜擢しました。

B+評価

リフレーミング

栗東CWでの単走追い。クビの使い方にやや硬さが残り、頭の位置も高めではありますが、四肢の伸縮スピードは速く、終いのキレはしっかり感じさせる内容でした。これまで坂路中心だった馬が、今回は初めて最終追いをコースで消化。坂路よりも負荷の大きいCWで、脚元を気にする素振りもなく、真っ直ぐに力強く走り切れています。

約1年前の右前脚支持じん帯の大きな故障を思えば、この“コース追いへのシフト”は脚元の状態が上向いてきた証と見て良いでしょう。本来の能力を考えればオッズ妙味は十分。復調気配を感じさせる今回の動きなら、B+評価に押し上げたくなる一頭です。

シリウスコルト

美浦南Wで古馬オープンのラーグルフとの併せ馬。大きく前を行く外の相手を追走し、直線に向いた段階ではまだ2馬身後方。それでも手応え十分のままジワッと伸び、最後はクビ差だけ前に出て先着しました。終始集中力が高く、四肢をしっかり地面に掛けて推進力へつなげるフォームが実に安定しています。ストライドと回転のリズムが噛み合っており、小回りの福島でもスムーズに脚が運べそうです。

58.5㎏というハンデを考慮しB+としましたが、動きの質だけを見ればA評価に届く内容。状態そのものはかなり良く、仕上がりは上々です。

その他注目馬

クリスマスパレード

1週前は直線で空ムチにしっかり反応し、併せた外の相手を2馬身突き放す上々の内容。最終追いでも適度な活気を保ちながら、持ったままでクビ差だけ前に出ており、余力十分の仕上がりです。

普段は追い切り映えしないタイプですが、今回は動きの輪郭がくっきりしており、活気も十分。状態面の良さが素直に伝わってきます。ただ、過度に人気を集めるようであれば、“押さえ”の位置づけで十分でしょう。

コガネノソラ

1週前は気負いが見られ、クビの振りもやや雑でしたが、裏を返せば元気が有り余っている証拠。最終追いでは一転して落ち着きがあり、一定のリズムとストライドで気分良く走れていました。操縦性が高く、ジワリと脚を長く使えるタイプで、福島2000mの舞台にフィットしそうです。

唯一気になるのはハンデ。同じ51㎏で重賞を勝っているイングランドアイズより2㎏重いのは、やや見込まれた印象はあります。ただ、それを踏まえても動きの良さは上位。状態面ではこの組で上位評価の一頭です。

エコロヴァルツ

前走・天皇賞(秋)から中2週のため、最終追いは控えめの内容。軽めとはいえ、脚元の力感はやや物足りず、本来の迫力までは戻っていない印象です。ただ、気合い乗りは十分で、精神面の前向きさはしっかり感じ取れます。

重賞未勝利ながらハンデは58.5㎏。これまで戦ってきた相手関係と実績を考えれば妥当ではありますが、楽な条件ではありません。とはいえ、ここは来年の大舞台へ向けた重要なステップ。現状のデキでも“地力だけで格を示す可能性がある馬”です。

イングランドアイズ

1週前の追い切りでは、ダノンデサイルを追走して僅差とはいえ先着。ここは素直に評価したいポイントです。馬体は相変わらず華奢なシルエットですが、クビを前に突き出し、適度な前傾姿勢でリズム良く走れていました。内を回ったとはいえ時計も上々で、他の重賞馬との比較でハンデ54㎏も魅力です。

一方で、最終追い切りでは動きにわずかに硬さが出ており、全体のしなやかさに欠けた点が惜しいところ。大きく評価を落とすほどではありませんが、上位に抜ける材料としては一歩届かず、この評価にとどめました。

ダンディズム

栗東坂路での単走追い。映像はラスト1Fのみでしたが、年齢を感じさせない大きなストライドで、しっかりと加速ラップを刻めています。終いの反応も良く、脚の伸びはまずまず。9歳という年齢を考えれば、むしろ感心させられるほどの動きです。

福島記念はこれまで2着・3着と相性の良い舞台。今年は昨年57㎏から56㎏へと1kg軽くなる点も追い風。さすがに強気にはなれませんが、条件が揃えば“ひょいと”馬券に絡んでくるタイプで、軽視は禁物の一頭です。

タイムトゥヘヴン

年齢を重ね、かつてのエレガントさこそ薄れましたが、最終追いでは格下相手にきっちり1馬身先着。1週前は映像こそありませんでしたが、馬なりでしっかりとした時計を出し、大きく先着しており、調整過程は順調と見て良さそうです。

器用なタイプではないため、今回も後方からの競馬が基本線。ただ、流れと位置さえ噛み合えば、馬券圏への浮上があっても不思議ではありません。一方で、逃げ想定のバビットが後続を引き離すタイプではない分、展開的にはやや難しく映ります。とは言え、追い切りの動き自体は悪くなく、約2年ぶりに 56㎏ で走れる点は明確なプラス材料。“少しオマケ”はありますが、この評価としています。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量騎手最終
11クリスマスパレード牝456.0戸崎B
12タイムトゥヘヴン牡756.0柴田善B
23クリノメイ牝353.0酒井
24イングランドアイズ牝554.0松若B
35シリウスコルト牡458.5古川B+
36コガネノソラ牝456.0丹内B
47パレハ牝454.0鮫島克B-
48エコロヴァルツ牡458.5プーシャB
59アンリーロード牝552.0佐々木B-
510ニシノティアモ牝454.0津村B-
611リフレーミング牡757.0石川B+
612バビット牡857.0三浦B-
713アラタ牡858.5横山典B-
714キタウイング牝550.0嶋田純B-
815ダンディズムセ956.0富田B
816リカンカブールセ657.0吉田隼A

今週開催のその他重賞レース

マイルチャンピオンシップ(G1)

金曜日の夜、公開予定

東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)

土曜日の夜、公開予定

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福島記念 追い切り 調教 評価

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