本記事は、2025年8月31日(日)に新潟競馬場で行われる『新潟記念(G3)芝2000m』の追い切り評価記事となります。
今年からハンデ戦ではなく別定戦となったことで、従来の「夏の穴馬狙い」的な色合いから、「秋のG1戦線を見据えるステップレース」の色合いに変化していきそうです。出走メンバーも昨年までと比較すると、G1出走経験馬が多く、重賞勝ち馬も多く出走しています。
出走馬は17頭。追い切りで良く見えた7頭について評価・コメントします。
A評価 | 1頭 |
B+評価 | 2頭 |
その他注目馬 | 4頭 |
A評価
上位人気馬が揃って良く映る中、最上位評価としたのがグランドカリナンです。全身をしなやかに使ったダイナミックなフォームが持ち味で、序盤に見せた僅かな上体のフワつきも帳消しにしました。一度前に出られてもすぐに差し返す反応の速さも高く評価できます。父譲りの持久力を生かせる最終週の新潟の馬場にもフィットしそうで、コスモフリーゲンやシンリョクカらの先行馬を行かせて気持ちよく番手を追走できれば、大きなチャンスが巡ってきそうです。
B+評価
人気馬の中で最もよく映ったのはシランケドです。最終追い切りは栗東坂路で軽めの調整だったため、時折り集中力が切れそうになる場面もありましたが、調教助手の巧みな手綱捌きで最後まで真っ直ぐ登坂させました。特に評価したいのは1週前の追い切りで、古馬オープン馬を追走して直線では軽く促しただけで5馬身以上突き放す圧巻の内容でした。55kgという斤量もこの馬には有利に働きそうですが、何よりリラックスして走れている点を高く評価します。
コスモフリーゲンもよく映った一頭です。1週前追い切りではゴールを過ぎても見せムチを振り続け、長く脚を使わせようとする意図が伝わる内容で、負荷もしっかり掛かっていました。最終追いは単走でさらりと流しましたが、前肢を高々と上げるダイナミックなフォームは健在で、首の角度も良く集中して走れています。サマー2000シリーズを視野に入れたローテでしょうが、叩き2戦目で馬体のハリや毛艶から充実度合いが窺えます。
その他注目馬
クイーンズウォークは頭の位置が低く重心を落とし、地面を這うようなフォームで走るタイプ。四肢の可動域はそれほど広くありませんが、その走りからは後肢の強さを感じます。この馬は天皇賞(秋)を見据えた休み明け初戦でしょうが、1週前の追い切りで手綱を取った川田騎手からは「ここも勝ち取るぞ」という気迫が伝わる内容でした。最終追いは栗東坂路で僚馬とやや間隔を空けた併せ馬で、1週前にしっかり追われているためこの日は馬なりで調整程度。川田騎手ならここでもきっちり結果を出してきそうです。
穴馬として注目したいのが、先週から今週にかけて最も上昇度の高かったシェイクユアハートです。だいぶ活気が戻り、走りに勢いがついてきました。この馬は普段から栗東坂路で追い切られる馬ですが、まだチップを蹴り上げる量が少なく、手前を替えた際に後肢が流れる場面も残っています。調子の上昇傾向がはっきり見て取れるので、さらなる上積みが期待されます。当日のパドック気配に要注目の一頭です。
ブレイディヴェーグは、リラックスした柔らかなフォームでしっかり地面を蹴って伸びやかに走れています。表記は単走でしたが、実際は2週続けて前を走る馬を目標に置き、2週続けて馬なりで先着です。馬なりのまましっかり脚を伸ばせている点は高く評価できます。上位評価の一頭ですが、この枠から走りやすい外に出しづらいリスクがあるため評価を少し割り引いています。
エネルジコの最終追いは美浦南Wで古馬3勝クラスとの併せ馬。抜群の手応えでコーナーを回ってきますが、その後は弾けることなく外の相手に追いつかれ併入です。弾力性に富んだバランスの良い走りをする馬で、この時期の3歳馬としては完成度の高さが光ります。
今週開催のその他重賞レース
