本記事は、2023年3月11日（土）、12日（日）に行われる『金鯱賞（G2 ）』、『フィリーズレビュー（G2）』、『中山牝馬S（G3）』の1週前追い切り評価記事です。
1週前追い切りの映像があった14頭だけの評価です。映像のない他の出走予定馬（横）との比較が弱いことはご了承ください。
金鯱賞（G2）
出走登録は13頭。1週前追い切り映像のあった7頭の評価です。
ディープモンスター 57.0 【B+】
序盤は手綱を抑え、だいぶと我慢させながら。直線で仕掛けて一度は前に出るも、相手に抵抗されアタマ差遅れ。ただこれは相手が動けていました。この馬自身のキレ味は十分です。なお、併せた相手は古馬1勝クラスのアルファヒディ。この馬にも注目です。
アルファヒディ
バイオスパーク 57.0 【C】
四肢の可動域の狭く覇気の薄い走り。年齢的なものもあるのかも知れません。追い出しを待ってもらった相手に力なく1馬身遅れ。評価できません。
ハヤヤッコ 57.0 【B-】
相変わらずズカズカとパワフルに走る馬。直線における左手前の走りで、今一つ手前を決めきれない点は割引です。俊敏には動けていますが、キレ味は一息。開幕週の中京という舞台が合うかも疑問です。
フェーングロッテン 57.0 【B-】
コーナーを深く回り、しっかり負荷をかけるとともに、追う相手に馬なりのまま並びかけ勝負根性を掻き立たせる内容。内容は悪くないのですが、肝心の動きが一息。手前替えができておらず、アタマが高くストライドの狭い走りです。動きは評価できません。
プログノーシス 57.0 【A】
川田騎手が騎乗しての1週前追い切りで、これが本追い切りでしょう。前を5馬身追走から、コーナー手前で2馬身差まで詰め寄り、追い出しを待ってから軽く促し1馬身半先着です。余裕綽々に突き放し、相手を圧倒です。クビの角度がよく、四肢の連動も上々。体もふっくら見せており、1週前の気配としては文句なしです。
ヤマニンサルバム 57.0 【B】
抑えながらの内容も、まだ着地の力感は薄く仕上がりきってはいません。ただコーナーを深く回り、外からきっちり先着させた内容は評価できます。最終追いで、もう一段上げてきそうです。
ルビーカサブランカ 55.0 【B】
栗東CWでの併せ馬。外の相手は古馬OPのヴェローチェオロ。外を大きく回る相手に対し、内目にショートカットして回ってきます。相手の仕掛けを待ってから追い出し、ラスト1Fだけでグッと前にでて1馬身先着です。追い抜くのにやや手こずりましたがが、相手を考えると上々の内容。この馬らしい綺麗なフットワークで走れています。プラスに近い【B】評価です。
フィリーズレビュー（G2）
出走登録は28頭。1週前追い切り映像のあった5頭だけの評価です。
イティネラートル 54.0 【B-】
ハロー明けの綺麗な栗東坂路での単走追い。1週前にしては控えめな時計。体をふっくらと見せ、脚をまっすぐ出ているものの、終始アタマの高いフォーム。評価は割引きました。
シングザットソング 54.0 【B】
ピッチ走法で左手前が得意な馬。右手前になるとフワッと推進力が緩みます。終いの脚力は評価できるのですが、走りの完成度は高くなく評価は据え置きました。ただ内回りの阪神1400mの舞台がとても合いそうな走りです。
ハートループ 54.0 【B】
大きなフットワークで走る馬です。通ったコースを考えると全体時計は優秀で、苦しくなっても手前を替えて伸びようとする気持ちの強さは評価できます。後肢を蹴り出す方向が良く映らず、評価は据え置きました。上手く逃げることができれば面白そうな馬です。
ブトンドール 54.0 【C】
手前替えの練習をしているだけにしか映らない内容。完歩はちいさく、走りこじんまり。手前替えを促されるも一度は拒み、大きな扶助でイヤイヤに手前を替えました。正直、何がしたかったのか分からない内容です。
ムーンプローブ 54.0 【B+】
栗東CWで3頭併せの内。綺麗なコーナーリング。直線でもジワリと加速し、馬なりのまま前に出てから仕掛けられると、更に脚色を強め古馬2勝クラスに難なく1馬身先着です。仕掛けに対する反応が早く、段階的に加速する走りを高く評価します。
中山牝馬ステークス（G3）
出頭登録は15頭。1週前追い切り映像のあった2頭だけの評価です。
サトノセシル 【B+】
序盤は相手に手応え見劣りましたが、終盤は馬なりで早い時計を出し、軽く仕掛けた相手にアタマ差先着です。バランスの良い走りで俊敏に動けています。併せた相手は、古馬1勝クラスのファンタジアでしたが、この馬の次走も面白そうです。
ファンタジア
ルビーカサブランカ 【B】
栗東CWでの併せ馬。外の相手は古馬OPのヴェローチェオロ。外を大きく回る相手に対し、内目にショートカットして回ってきます。相手の仕掛けを待ってから追い出し、ラスト1Fだけでグッと前にでて1馬身先着です。追い抜くのに手こずった感は否めませんが、相手を考えると上々の内容。この馬らしい綺麗なフットワークで走れています。プラスに近い【B】評価です。
最終追い切りの動きは必ずチェックしよう
中山牝馬ステークス（G3）
フィリーズレビュー（G2）
金鯱賞（G2）
