追い切り評価結果
(1〜3着は)【B-】→【B-】→【B-】。追い切り映像が確認できた12頭のうち、マイナス評価としたのは4頭だけだったにもかかわらず、そのうち3頭で決着してしまいました。参考にしてくれた読者には、申し訳ない結果です。
| 着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1 | ロードフォンス | B- | 6 |
| 2 | バトルクライ | B- | 13 |
| 3 | ダノンフィーゴ | B- | 4 |
| 4 | オメガギネス | B | 5 |
| 5 | マピュース | B | 8 |
| 6 | エンペラーワケア | B | 2 |
| 7 | ウェイワードアクト | A | 3 |
| 8 | チカッパ | C | 11 |
| 9 | インユアパレス | B+ | 1 |
| 10 | サントノーレ | - | 7 |
| 11 | マテンロウコマンド | B | 9 |
| 12 | フェブランシュ | - | 10 |
| 13 | アルファマム | B | 12 |
| 14 | メイショウカズサ | - | 15 |
| 15 | ネオトキオ | - | 14 |
| 16 | ケイアイドリー | - | 16 |
パドック
パドック評価はダノンフィーゴを拾えたのみ。反応を頂いた分、結果で返せず申し訳ありません。次は精度を上げます。
レース回顧
勝ち時計とペース
勝ち時計1:23.3は普通。 良馬場に限った過去10年(2016〜2025年)の勝ち時計は、平均/中央値が 1:23.2/1:23.1。時計面は「標準的」と言えよう。
前半3Fは 35.5秒、後半3Fは 35.8秒。後半が前半より 0.3秒遅い 小さな前傾で、極端な消耗戦というより、隊列を大きく崩さずに淡々と流れた“ミドル寄り”のラップです。
ペースを握ったのは 1.ウェイワードアクト(戸崎)。前を飛ばして後続を削る形ではなく、隊列をまとめたまま要所で踏む展開になったと言えるでしょう。
回顧
冬の東京は乾いている。
見た目は「良」でも、砂は水気を失い、粒がほどける。パサパサのダート――それだけで、レースの景色は少し変わってくる。
根岸Sの答えはシンプルだった。
「位置取り」より「脚を残して、最後に速い脚を使えるか」。この一点です。
乾いた砂と東京1400の形
東京ダ1400mは序盤からポジション争いが起きやすく、前へ行くほど“出費”がある。しかも直線が長く、坂も待つ。前で使った分だけ、最後に響きやすい舞台です。
今回のラップは 12.5-11.2-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3。
流れは淡々としているのに、先行馬は削られる。乾いた砂が、目に見えない摩擦を増やしていくからです。
結局、上がり勝負になった
結果が、それを物語っている。
1着 2.ロードフォンス(上り4位タイ35.5秒)※6番人気
2着 10.バトルクライ(上り1位34.8秒)※13番人気
3着 7.ダノンフィーゴ(上り2位タイ35.4秒)※4番人気
「速い上がりを使える馬」が、そのまま馬券になりました。
隊列が崩れないミドルのまま直線へ向くと、前が止まり切らない。だから差す側には、同じスピード域からもう一段ギアを上げる脚が要る。乾いたダートは、その差をさらに浮き彫りにします。
ロードフォンスは“格”がそのまま結末に
勝ったロードフォンスは、事前の公式格付(レーティング)でメンバー最上位。能力通りに収束しやすい形の中で、直線で割って抜け出し、最後まで脚色を保って押し切りました。内容は完勝です。
回顧の核心 バトルクライとダノンフィーゴは「見抜けたか」
正直、見抜く材料はあったが、追い切りだけで押し切るのは難しい。これが結論です。
- バトルクライ:脚を“使う”より“残す”設計。東京1400で溜めて使い切れるか、という一点に賭ける価値はありました。
- ダノンフィーゴ:地味でも確実に直線で脚を使えるタイプ。追い切りの良さより、「当日の砂と流れの中で最後まで脚を落とさないか」を拾えるかが課題でした。
有力各馬の敗因(簡潔)
共通するのは「前で支払った」こと。止まったのではなく、最後に“もう一段”が出なかった。
- ウェイワードアクト:スタートで躓き、最序盤で脚を使った
- エンペラーワケア:仕上げ7割
- インユアパレス:キックバックや乾いた砂の適性面(仮説、検証は割愛)
- オメガギネス:乾いた砂で持ち味のスピードが噛み合わなかった可能性
フェブラリーSへ
ロードフォンスは派手な時計ではないが、乾いた砂と長い直線で押し切った完勝。左回りで脚を使える戦績は魅力で、追い切り次第では通用の余地を残します。
――今回の根岸Sは荒れた。でも意味のない荒れ方ではない。次は、その「脚」をこちらが先に見抜けるか。回顧の収穫はそこにあります。
追い切り内容を評価した記事はこちら

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シルクロードS(G3)
