追い切り評価結果
結果は【B】→【B】→【B+】。勝ったサンダーストラックを【B】評価の2番手、1番人気馬を【C】評価に落とせた点は良かったものの、【A】評価馬が最下位。悔しい結果でしたが、【A】評価のルートサーティーンは良い馬です。ここで人気を落とすなら次走が狙い目。巻き返しに期待します。
| 着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1 | サンダーストラック | B | 9 |
| 2 | サウンドムーブ | B | 4 |
| 3 | アルトラムス | B+ | 3 |
| 4 | バルセシート | B+ | 2 |
| 5 | モノポリオ | C | 1 |
| 6 | エイズルブルーム | - | 12 |
| 7 | フォルナックス | B | 6 |
| 8 | ファニーバニー | C | 15 |
| 9 | ディアダイヤモンド | B | 5 |
| 10 | リアライズブラーヴ | B- | 11 |
| 11 | カクウチ | B- | 14 |
| 12 | トミーバローズ | - | 10 |
| 13 | クールデイトナ | B | 8 |
| 14 | プレダトゥール | B- | 16 |
| 15 | フレイムスター | C | 13 |
| 16 | ルートサーティーン | A | 7 |
パドック
最上位はルートサーティーン。気配は素晴らしく自信をもって推奨したが、結果は最下位。後述で振り返る。勝ち馬サンダーストラック、3着アルトラムスは押さえられた一方、2着サウンドムーブは拾えなかった。
回顧
勝ち時計1:33.4秒は速い。良馬場の過去10年で見ても、天才ピクシーナイトの1:33.3秒に次ぐ水準で、良馬場の平均勝ち時計1:34.5秒よりも1.1秒速い。優秀と言えよう。
前半4F(800m)の通過は46.4秒。後半4Fは47.0秒で、やや前傾寄りのミドルペースでレースが行われた。今回このペースを作ったのは、ファニーバニー(鮫島克)であった。
ルートサーティーンの敗因についての考察
テンから34秒台で入り、前走より僅かに速いラップで流れに乗る形。動き自体は追い切り・パドックでも“伸びやかさ”“しなやかさ”が際立つ馬で、素材の良さは揺るがない。ただ現状は、1400〜1600mの重賞ラップだと息を入れる局面が作りにくく、脚を最後まで持たせるには少し忙しい印象も残る。
とはいえ、今回の大敗は能力だけで片づけたくない。冬の京都は開催を重ねるほど内が掘られ、芝が剥がれてボコボコになりやすい時期。外が伸びやすい一方で、展開次第では内前も残る“硬め×荒れ”の馬場になりやすく、進路取りひとつで結果が振れる。とても飛びの綺麗なタイプだけに、荒れた箇所で脚を取られ、リズムを崩した影響が大きかったと見る。馬場が整う舞台で、改めて見直したい一頭だ。
1着 サンダーストラック
5番手のインでじっと脚を溜め、内を通った組の中でも一頭違う脚色。追い切りでも目立った脚元のパワフルさが、そのまま今の馬場で武器になった。
一方で走りはまだ荒削り。右半身の前後の脚が真っ直ぐ出切らず、直線で左右にブレる場面もあり、フォーム面の課題は残る。ただ、そうしたロスを抱えながらの時計は優秀で、伸びしろは大きい。
2着 サウンドムーブ
中団から運び、直線は馬場の真ん中へ。団野騎手は、今の馬場ならどこかで進路が空くことを計算していたようで、一瞬の隙を突いて鋭く伸びてきた。追い切りは併せで見栄えこそ悪かったが、時計は優秀で状態面の良さは感じられた。加えて、暮れの京都開催で結果を出していた点からも、荒れ気味の京都芝への適性は高かったと見ていい。
3着 アルトラムス/4着 バルセシート
クラシックへ繋げる賞金を取りに来つつも、序盤で無理に位置を取りに行かず、馬場の悪いところを避ける“先を見据えた競馬”。後方で脚を溜め、直線は大外へ持ち出して「直線だけでどこまで」の形に徹した。勝ち馬のパワーと、2着馬の進路取りに屈した格好だが、能力の片鱗は十分に示している。
ただ今回のように後方一手では届かない場面も出てくる。馬場が整う日は、もう一列前で運ぶ競馬も見てみたい。なお3着4着は僅差で、直線でどれだけ真っ直ぐ追えたか、位置取りの差が明暗を分けた印象。賞金差は380万円で、馬主側の取り分(名目)でも無視できない差になった。
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