《安田記念》2026【最終追い切り】調教診断 ~絶対王者不在、群雄割拠のマイル戦線~

安田記念 追い切り 調教評価

2026年6月7日(日)に東京競馬場で行われる『安田記念(G1)芝1600m(定量)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は17頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。

目次

追い切り評価

枠番馬番馬名性齢斤量最終1週前
11レーベンスティール牡658.0B+B
12ロングランセ858.0B-B
23オフトレイル牡558.0BB
24シックスペンス牡558.0B-B
35サクラトゥジュールセ958.0CB
36ステレンボッシュ牝556.0AA
47スズハローム牡658.0B+B+
48シャンパンカラー牡658.0BB-
59ウォーターリヒト牡558.0BB-
510ルクソールカフェ牡458.0B-B+
611ワールズエンド牡558.0B-B
612シリウスコルト牡558.0BC
713セイウンハーデス牡758.0B-B
714ガイアフォース牡758.0BB
815ドラゴンブースト牡458.0CB-
816パンジャタワー牡458.0AB+
817トロヴァトーレ牡558.0B-C

Grade A

ステレンボッシュ

最終追い切りは美浦南Wでの単走追い。頭はやや高めでしたが、しっかり地面を捉え、力強く推進する走りです。ゴールを過ぎても脚色の衰えはまったく見られず、長く脚を使えています。1週前、最終追い切りともに高く評価したい内容。悪条件の中でもブレずに走れており、状態面はかなり良く映ります。

パンジャタワー

最終追い切りは栗東CWでの単走追い。輸送を控える中、強く追う必要はない状態でありながら、自然な形で時計が出ています。1週前に見せていた遊びは薄れ、集中力が増している点も好感です。松山騎手は手綱に手を添えているだけ。馬自らハミを取り、グイグイと前へ推進しています。1週前の余力から、最終追い切りで集中力が上がった形。高く評価します。

Grade B+

レーベンスティール

最終追い切りは美浦南Wでの単走追い。雨が降る不良馬場の中でしたが、いつもの煩い仕草はまったく見られません。体をスカッと見せ、爽やかな走りです。それでいて脚元は力強く、ずっしりとしながらも浮遊感たっぷりのフットワーク。1週前に見せた気難しさが消え、最終で一段良く見せてきました。本番でこの走りができれば楽しみです。高く評価します。

スズハローム

最終追い切りは藤懸騎手騎乗で栗東坂路の単走追い。8時25分と遅めの時間帯で、この時は雨は降っていなかったようですが、馬場は不良でした。序盤はぎこちない手前でしたが、左手前に替わると一変。馬自ら加速し、クビを使ってゴールに向けてグイグイ伸びていきます。体も大きく使えています。1週前の良さをそのまま維持。人気以上に状態は良く映ります。

Other Key Runners

シリウスコルト

この組で最上位に評価したいのが本馬です。1週前は、発汗が目立ち動きがバラバラ。ただ、最終追い切りで動きが一変。不良馬場の美浦南Wでも体を大きく使い、バランスの良いフットワークで気持ちよく走れています。1週前から大きく変わった一頭です。状態は明らかに上向いています。

シャンパンカラー

最終追い切りは美浦坂路での単走追い。こういう馬場を苦にしない馬なのでしょう。低い姿勢を保ち、綺麗な加速ラップを踏みながら活気十分に登坂できています。最後は尻ステッキを入れて闘魂注入。1週前よりも気持ちが入り、好仕上がりに映ります。

オフトレイル

最終追い切りは雨が強い時間帯で、映像も見えづらい中での内容。それでも手前替えは極めて流麗で、低い姿勢を保ち、ゴールに向けて集中して脚を伸ばせています。美しいフットワークが持ち味の馬だけに、この天候では普段のエレガントさはやや見劣ります。それでも動き自体は悪くありません。評価は据え置きます。

ウォーターリヒト

最終追い切りは台風の影響で強い雨が降る中、栗東坂路での単走追い。ラチ沿いを淡々と登坂し、ラスト1Fを切ったあたりから仕掛けて脚を伸ばしました。上体が浮く完歩もあり、少し重たさを感じる内容です。ただ、体はふっくら見せており、後肢のキレは上位。仕掛けにもしっかり反応できています。高くは評価しづらいですが、1週前から大きく悪くなったわけではありません。評価は据え置きます。

ガイアフォース

最終追い切りは軽く流しただけの内容です。アタマが高いのはいつものことですが、手前を替えられなかった点は割引き。その影響もあってか、最後は失速気味でした。本気で追っていないこともあり、最終追い切りだけを切り取ると高くは評価しづらい内容です。ただ、1週前の動きは良く、ここで大きく下げる必要まではないと見ます。最終判断はパドックに委ねたい一頭です。

マイナス評価とした馬たち

今週末の重賞は安田記念のみ。評価上位馬だけでなく全馬についてコメントします。なお、ここから先は記事執筆時点の想定人気順に記載しています。

トロヴァトーレ

最終追い切りも美浦南Wでの併せ馬。今回はこれまで着用していなかったチークピーシズを両側に着用していました。それを嫌がっていたのか、煩い仕草を見せながらの内容。1週前と同じ相手に今回は半馬身先着していましたが、馬具を替えてなお気難しさを見せていた点は気になります。動きにも迫力を欠きます。評価は割り引きます。

シックスペンス

最終追い切りは美浦南Wでの併せ馬。不良馬場を考えると時計は出ていますが、かなり内目を回ってのもの。数字だけでの判断は難しいところです。軽く促して一度は相手の前に出ましたが、その後は追い付かれ気味に併入。相手が早々に手前を替えていたことを考えると、追走していたとはいえ、やや物足りなさが残ります。1週前の良さに比べると、最終追い切りは伸びやかさが一息。評価は割り引きます。

ワールズエンド

最終追い切りは台風の影響で木曜日へ変更。坂路で軽めの内容でしたが、日曜にしっかり追っているため、これで良いという判断なのでしょう。ただ、本来はもう少しキビキビと活気十分に走れる馬です。今回は少し元気なく映りました。評価は割り引きます。

セイウンハーデス

最終追い切りは栗東坂路での単走追い。やや斜に構えたフォームながらも姿勢は低く、前肢のしなりを効かせたフットワーク。綺麗な加速ラップは刻めています。ただ、最後に手前を戻した点は割引き。1週前から大きく上げてきた印象まではなく、一つ評価を下げました。

ドラゴンブースト

最終追い切りも雨が強い時間帯での栗東坂路単走。序盤はキビキビ動けていましたが、手前を替えなかったこともあり、徐々に疲れを見せ、最後は明らかな失速です。最悪のコンディションの中での追い切りではありましたが、それはこの馬の3分前に追い切られたオフトレイルも同じ条件です。同じ条件下で比較すると、今回は評価できません。

ルクソールカフェ

最終追い切りも美浦南Wでの単走追い。前肢を高く上げ、後肢の蹴りにも鋭さはあります。ただ、最終追い切りだけを相対評価で見ると、1週前ほどのインパクトはありません。1週前の内容が良かったため、評価は迷いましたが割り引きました。

サクラトゥジュール

序盤から頭を振り、走ることを嫌がるような仕草。それもあってコーナー途中で逆手前になるなど、チグハグな内容でした。最後の1Fだけはまともに走れていましたが、高くは評価しづらい内容です。

ロングラン

最終追い切りは栗東CWでの併せ馬。新馬を相手に、舌を出して遊びながらの走り。ステッキを入れて食らいつく相手を、馬なりのまま受け止め、抜かせることなく僅かに先着しました。本来はもう少しキレのある動きを見せる馬です。相対評価で割り引きましたが、想定では最低人気。この人気であれば、パドック良ければ拾いたい一頭です。

1週前の動きもチェックしておこう

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