《2026》フェブラリーS【1週前追い切り】調教評価 ~レーティング優先10頭に拡張|出走馬決定賞金・出走可能順から追い切りを読む~

フェブラリーS 追い切り 調教 評価

2026年2月22日(日)に東京競馬場で行われる『フェブラリーステークス(G1)ダ1600m(定量)』の1週前追い切り評価となります。

出走登録は22頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。

以下の6頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • ウェイワードアクト(除外対象)
  • エルトンバローズ(出走可能
  • オメガギネス(除外対象)
  • サクラトゥジュール(除外対象)
  • サンライズホーク(出走可能
  • フリームファクシ(除外対象)

今回はG1ということでスペシャル記事を書いてみました。
興味のない方は、目次から追い切り評価記事にアクセスしてください。

先に結論
  • 今年のフェブラリーSは、レーティング優先枠が上位10頭に拡張。賞金だけでは拾い切れない“実力馬”が出やすい年です。
  • 1週前の動きでは、シックスペンス(A)が最も目立つ内容。ロングラン(B+)も迫力十分で好感です。
  • 1週前は仕上げ途上の馬も多く、最終追い切りで評価が変わる可能性があります。最終追い切りは必ずご確認ください。
目次

GⅠスペシャル:レーティング優先10頭と出走馬決定賞金(出走可能順)の要点

フェブラリーSは「強い馬が集まる」だけでなく、”出走できる馬がどう決まるか”まで含めてGⅠらしい一戦です。
今年は特別登録が22頭。フルゲート16頭に対して超過しているため、最終的な出走メンバーは 制度に沿って機械的に絞られていくことになります。

そして今年、ここに大きな変更が入りました。


今年から「レーティング優先」が“5頭→10頭”に拡張。その背景

今年のフェブラリーSでは、「レーティング上位馬の優先出走枠」が上位5頭から上位10頭へ拡張されています。

この変更の意図を、制度設計の思想として噛み砕くとこうです。

  • これまで以上に、賞金の積み上げだけでは拾い切れない“実力馬”をGⅠの舞台へ通す
  • とくにダート路線は、条件戦~重賞の“積み上げ方”が馬によって違う。そこを補うために、能力指標(レーティング)で救済する枠を太くする

なお、レーティング優先には条件があり、110以上(牝馬は106以上)の馬のみが対象です。

つまり今年は、フェブラリーSの出走馬の決まり方が例年より”実力寄り”になります。


出走可能順の決まり方:出走馬決定賞金の計算(収得賞金+対象期間+GⅠ加算)

出走メンバーの決定は、ざっくり言うと次の順で枠が埋まります。

  1. 優先出走(GI等優先など)
  2. レーティング優先(上位10頭)
  3. 残り枠を 出走馬決定賞金 の上位から埋める

ここで重要なのが、「賞金順=通算収得賞金順」ではない点です。GⅠの出走可否を分けるのは、いわゆる“決定用の賞金”である 出走馬決定賞金。これは次の合算で算出されます。


出走馬決定賞金(千円)=“決定用”の賞金(合算ロジック)

① 収得賞金(通算収得賞金)
② 出走馬決定賞金算出対象期間(1) における収得賞金(地方・海外含む)
③ 出走馬決定賞金算出対象期間(2) における GⅠ/J・GⅠ の収得賞金

つまり、制度としては
「通算の土台」+「直近の実績(地方・海外も含む)」+「直近のGⅠ実績(さらに強く評価)」
――“直近の内容、とくにGⅠの実績を上乗せして評価する仕組み”になっています。

今回のフェブラリーSでは、対象期間が次のように設定されています。

  • 出走馬決定賞金算出対象期間(1):2025年2月22日〜2026年2月18日
  • 出走馬決定賞金算出対象期間(2):2024年2月17日〜2026年2月18日

レーティング順位(上位10頭)

ここでの「レーティング」はJRAのプレレーティングで、レーティング優先10頭の対象になります。参考までに出走馬決定賞金も記載します。

順位馬名レーティング出走馬決定賞金(千円)
1ダブルハートボンド114(牝馬)278,800
2ウィルソンテソーロ118527,500
3コスタノヴァ117252,000
4ナチュラルライズ115301,600
5シックスペンス115178,500
6ラムジェット114139,500
7ヤマニンウルス11481,000
8ペプチドナイル113210,200
9サイモンザナドゥ11364,000
10エルトンバローズ113134,500

レーティング出典:JRA公式

なお、レーティング枠で埋まらない分は、出走馬決定賞金の上位からフルゲート16頭までが埋まります。


出走が現実的な16頭

ここから先は、現時点のルールで“枠をそのまま埋める”とどうなるか、という整理です。


① 優先出走(1頭)

  • ロードクロンヌ

② レーティング優先(上位10頭)

  • ダブルハートボンド
  • ウィルソンテソーロ
  • コスタノヴァ
  • ナチュラルライズ
  • シックスペンス
  • ラムジェット
  • ヤマニンウルス
  • ペプチドナイル
  • サイモンザナドゥ
  • エルトンバローズ

③ 残りの枠(16頭まで残り5枠)=出走馬決定賞金の上位から

レーティング優先・優先出走を除いた残りの中で、出走馬決定賞金が高い順に5頭が入ります。

  • ロングラン    (148,500)
  • ハッピーマン   (107,600)
  • ペリエール    (105,500)
  • ブライアンセンス (102,000)
  • サンライズホーク ( 94,800)

除外になりやすい6頭

上の①②③で16頭を埋めた場合、以下の6頭は現状 “除外側”に回りやすい立場です(回避・投票状況で繰り上がりは起こります)。

  • オメガギネス
  • サクラトゥジュール
  • ペイシャエス
  • ウェイワードアクト
  • フリームファクシ
  • ナイトアクアリウム

補足:最後にメンバーを確定させるのは「出馬投票」

最終的な出走馬は、特別登録後の出走投票で確定します。

もう一段だけ大事なポイントがあります。
この一覧はあくまで「特別登録(出走意思の表明)」段階の整理で、最終的に「出走する馬」を確定させる手続きが「出馬投票」です。

出馬投票の結果、フルゲート超過なら、(優先枠・レーティング枠を除いて)一覧の上から順に出走が確定し、下位は除外対象になります。逆に言えば、投票しない(回避する)馬が出れば、その分だけ除外候補が繰り上がり、最終メンバーは動きます。


まとめ:今年のフェブラリーSは「実力馬が出やすい」制度になった

今年の変更点ははっきりしています。
レーティング優先枠が10頭へ拡張され、賞金の積み上げだけでは拾い切れない“実力”が、より出走メンバーに反映されやすくなった。

この制度の上で、最終的にどの16頭が揃うのか。
ここからは追い切りの動きが、そのまま“本番の景色”につながっていきます。

1週前追い切り評価

ウィルソンテソーロ 58.0 【B-】

美浦南Wでの併せ馬。浮遊感のあるフットワークですが、手応えは思ったほど良くない印象で、早々に追い出しを開始します。外の相手は待ってくれていましたが、こちらは差を詰め切れず、最後は突き放される形に。とはいえ、これは前の馬(古馬3勝クラスのグロバーテソーロ)を15馬身近く追走しての内容です。動きの質そのものは悪くなく、上昇途上という見方で良さそうです。最終追い切りでのさらなる上昇に期待します。

コスタノヴァ    58.0 【B】

美浦南Wでの併せ馬。内から迫る相手を受ける形で、直線まで待ってから動かします。直線を向いて鞍上の補助で手前が替わると、そこから力強くギアチェンジ。内でしっかり動けている相手(古馬3勝クラスのアンパドゥ)に抜かせることなく、クビ差先着です。頭の位置は少々高めですが、いつになく脚元に力強さがあります。

サイモンザナドゥ  58.0 【B】

栗東CWで3頭併せの外。映像は直線半ばからでしたが、先行した状態でゆったりとした走りです。ただ内から勢いよく来た2頭に一度は1馬身ほど前に出られる形。それでも、そこから軽く仕掛けられると手前を替え、急速にギアチェンジします。1馬身差を詰め、最後は僅かに前へ出て先着。クビを前に突き出すフォームで活気も十分です。この馬の高いギアチェンジ性能は魅力でしょう。

シックスペンス   58.0 【A】

美浦南Wでの併せ馬。内の相手(古馬3勝クラスのレイニング)を追走し、コーナーで加速しながら直線へ。手前を綺麗に替えると、そこから鋭く脚を回転させて半馬身先着です。体の大きな馬ですが、いつになく機敏な動きが目を引きます。好調と言えるでしょう。高く評価します。

ダブルハートボンド 56.0 【B】

栗東坂路での併せ馬。相手を射程に捉えつつ、いつでも抜け出せる手応えです。軽い促しだけで瞬時に並び掛け、肩ステッキ一発。懸命に追う相手を突き放し、1馬身先着です。最後に苦しくなったか手前を戻した点は割り引きですが、ステッキ一発で相手を突き放せており、上々の内容と言えるでしょう。

ナイトアクアリウム 58.0 【C】

除外対象馬

栗東坂路での併せ馬。重そうな鞍上を背にしていたこともありますが、動きは全体に緩慢です。キレは感じません。ただ体幹は安定しており、まっすぐ走れている点は好感です。とはいえ、総合的にはこの評価とします。

ナチュラルライズ  58.0 【B-】

美浦南Wでの単走追い。スピードに乗った分、コーナーは膨れ気味です。トモの可動域は天性のものですが、今回はクビの振りが乱れ、動きの連動性が一息。鞍上も強烈な尻ステッキを2発入れて、何とか加速ラップを維持する内容です。最終追い切りに注目です。

ハッピーマン    58.0 【C】

栗東CWでの併せ馬。動きはこじんまりとしており、追い切りに真剣味がありません。走りにも覇気を感じず、出走圏内の賞金順にいながらも、この内容では評価しづらいところです。

ブライアンセンス  58.0 【C】

栗東CWで3頭併せの内。手応えが良くなかったのか、外の2頭に対して内目を回して距離を詰める形です。直線で並び掛けようと先に仕掛けますが、追い付くこともできず、古馬1勝クラスのレディーゴールに突き放されて1馬身遅れ。四肢の広がりももうひとつで、状態は一息です。

ペイシャエス    58.0 【B】

除外対象馬

鋭く地面を蹴れており、クビの角度も良く動きのびやか。肩を叩く仕草にもしっかり反応できています。ただ頭を右前肢の上に置くフォームは割引き。評価は悩みましたが据え置きました。

ペリエール     58.0 【B-】

美浦南Wでの併せ馬。目一杯追って、ラクに追う外の相手(古馬2勝クラス)に何とか併入という内容で、見栄えは良くありません。ただ、これは前を4馬身追走してのもので、全体時計自体は優秀です。とはいえ、後肢の蹴りの強さはこの中でも控えめ。この一追いで、最終追い切りにどんな動きを見せるか。評価は割り引きました。

ヤマニンウルス   58.0 【B】

栗東坂路での併せ馬。ずっしり重厚感たっぷりのフットワークで、体幹は安定しています。鞍上から強烈な尻ステッキ一発が入ると反応し、相手(3歳未勝利馬)を1馬身突き放して先着です。動きに緩慢さは残すものの、パワフルな走りで迫力は十分と言えるでしょう。

ラムジェット    58.0 【B-】

栗東坂路での単走追い。小牧加矢太騎手が騎乗しての追い切りでしたが、頑なに手前替えを拒む内容です。5度手前替えを促して、ようやく替わる形。とはいえ肌艶は良く、動きにも柔らかさがあります。最終追い切りに注目です。

ロードクロンヌ   58.0 【B】

栗東CWでの併せ馬。相手を待ち受ける形で、本番でも先行策を示唆する追い切りです。内から勢いよく相手(古馬1勝クラス)が迫りますが、そこでギアを一段上げて抜かせない走り。相手も手控えていた可能性はあるものの、勢いを考えると良く凌いだというのが正直なところです。バランスの良い好フォームで、しっかりとしたギアチェンジ性能を見せています。評価します。

ロングラン     58.0 【B+】

美浦南Wでの単走追い。表記は単走ですが、実質は併せ馬です。前を走る他厩舎の馬を射程に入れると、外からスッと交わして、最後は5馬身以上突き放す好内容。四肢の可動域は広く、走りのバネ感も十分です。少し線は細く映りますが、プラス評価に値する動きと言えるでしょう。

最終追い切りは必ずチェックしよう

1週前は“輪郭”が見える段階。最終追い切りで一気に良化する馬もいれば、逆に負荷の掛け方で評価が割れる馬も出てきます。
フェブラリーSはとくに、当週のひと追いで雰囲気が変わるケースがあるので、最終追い切りも必ず確認したいところです。

今週は4重賞。可能な限り、最終追い切りの評価記事も更新します。

今週開催のその他重賞レース

阪急杯(G3)

ダイヤモンドS(G3)

小倉大賞典(G3)

フェブラリーS 追い切り 調教 評価

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