《2026》ダイヤモンドS【評価結果】レース回顧 ~溜めて、動いて、押し切る――後半勝負のダイヤモンドS~

フェブラリーS 小倉大賞典 ダイヤモンドS 阪急杯 京都牝馬S レース回顧 調教 追い切り 評価結果
目次

追い切り評価結果

(1〜3着は)【C】→【B-】→【B-】。
出走馬15頭のうち、上位評価を付けた7頭が馬券内に届きませんでした。結果を踏まえ、見立てを検証します。

着順馬名評価人気
1スティンガーグラスC1
2ファイアングランツB-3
3ブレイヴロッカーB-11
4ヴェルテンベルクC4
5ホーエリートB+2
6レッドバリエンテB8
7マイネルカンパーナB5
8ヴォランテB-7
9ボーンディスウェイB10
10ローザサンリヴァルB9
11シルブロンB13
12サスツルギB-15
13ミクソロジーB-12
14トータルクラリティB14
15ファウストラーゼンA6

パドック

優勝したスティンガーグラスは、二人引きでもスキップを踏むような歩様で、気配は軽め。ただ、毛ヅヤはもう一段で、今回は名前を挙げるまでには至りませんでした。2着のファイアンクランツは集中力強く踏み込めており、少なくともトータルクラリティ、ファウストラーゼンよりは上位のデキ。3着ブレイヴロッカーも落ち着いてゆったり歩けていました。
※パドックレポートは短時間の判断です。精度向上に努めていますが、見立て違いの可能性がある点はご了承ください。

レース回顧

勝ち時計とペース

勝ち時計3:32.0は、過去10年のうち良馬場で行われた勝ち時計の平均3:31.4/中央値3:31.2と比べて、平均より0.6秒、中央値より0.8秒遅い決着です。長距離戦は年によって時計の振れ幅が大きく、一概に断じにくいものの、判定としては「やや遅め」と言うのが妥当でしょう。

前半1000mは 1:03.4。長距離戦としてもかなり落ち着いた入りです。前後半を1600mで分けると、前1600m 1:42.7 → 後1600m 1:35.6(後半が7.1秒速い)。さらに前後半1000mでも 前1:03.4 → 後0:58.4(後半が5.0秒速い)、前後半600mでも 前0:37.0 → 後0:34.8(後半が2.2秒速い)と、はっきりした後傾のロングスパート戦です。分類は迷いなく スローペース

逃げたのはファウストラーゼン(横山和)で、隊列を整えて“溜める”形に持ち込んだ一戦でした。

回顧

このレースの本質は、「スタミナ比べ」というより “遅い流れをどこで動かし、どれだけ長く脚を使えるか”。前半を落として、後半で一気にギアを上げる競馬になった以上、直線の瞬発力だけでは足りず、早めに動いても止まらない持続力と、仕掛けどころを間違えない判断が勝敗を分けたと言えます。

最下位のファウストラーゼンについて

ファウストラーゼンの敗因は、序盤で脚を使ったうえに、早い段階でロングスパート戦に巻き込まれたことだと考えます。

今回は好スタートから押してハナへ。最序盤で脚を使ったあと、いったんスローに落として隊列を整えます。ところが、1周目スタンド前でマイネルカンパーナに迫られ、2周目向こう正面ではスティンガーグラスが早めに進出。出入りの多い形になり、逃げながらリズムを保ち切れませんでした。

特に痛かったのは、残り1400m付近での圧力です。ここでペースが上がり、逃げた側は“踏み直し”を強いられます。結果、残り600mではすでに脚がなく、使えた脚は賞味800mほどにとどまりました。

ここからは仮説ですが、この馬は長く脚を使い続けるタイプというより、コーナーで加速して押し切る形が合うのではないでしょうか。長い直線で差を詰められたり、早めに動かされてペースを乱される展開は合いにくい。府中よりもコーナー4つのコース、距離も2000m前後の方が噛み合う可能性があります。

戦績を見ると杉原騎手と手が合っている馬ですが、乗り替わりが続き、毎回違う競馬を求められて少し気の毒にも映ります。スタートが良い日もあればそうでない日もあり、乗り難しさもあって買いどきの見極めは難しい。それでも追い切りの動きは確かに良く、まだ4歳。いつかどこかで穴をあけてくれると信じています。これからも本馬の成長と活躍を見守りたいと思います。

1着 スティンガーグラスについて

優勝したスティンガーグラスは、スローの流れを読んで早めに進出し、3角で先頭列へ。そこから脚色を落とさず押し切りました。ルメール騎手の“動いて勝つ”好騎乗も光りましたが、本人が語った通り、心肺機能の高さ=心臓の強さが最大の武器。追い切りやパドックで目立たない中でも、自ら動いて手繰り寄せた勝利で、時計以上に内容が濃い一戦でした。目標は天皇賞・春。十分にチャンスはありそうです。

2着 ファイアンクランツについて

2着ファイアンクランツは、気性の良さが光る一戦でした。内でじっと我慢し、スローからの上り勝負で上り最速を繰り出して2着。展開が噛み合った面はあるものの、この“溜めて切れる”形はしっかり覚えておきたいところです。

3着 ブレイヴロッカーについて

3着ブレイヴロッカーは、少し不思議な競馬でした。好スタートから一度は前に付けますが、無理せず自然に中団へ下げて自分のリズムを優先。一方で頭を振りながらの追走で、この馬にとっては少しペースが遅かったのかもしれません。勝負所では荻野極騎手が早めに進路を作り、直線はホーエリートの進路もしっかり封じて3着確保。長距離適性の高さと、鞍上の好騎乗が光りました。

5着 ホーエリートについて


5着ホーエリートは、序盤から絶好位を取れましたが、スローで我慢させたぶん力んだ印象です。勝負どころの最終コーナーではレッドバリエンテが壁になり、さらにブレイヴロッカーにも進路を塞がれて外へ出せず。直線でその間を割ろうとしたところで接触してバランスを崩し、直後にヴェルテンベルクとも接触し、鐙が外れてしまいました。

ここで戸崎騎手のプロの技術と矜持が光ります。鐙が外れた危険な状況でも、膝で馬体を挟み込んで体勢を立て直し、最後まで追う姿勢を貫いて5着を死守。大事故になりかねない場面で「落ちない」「追う」を両立させたのは、まさにプロフェッショナルでした。

ホーエリート自身はまったく噛み合わない中での5着。次走で人気が落ちるなら、むしろ狙い目になります。覚えておきたい一頭です。

最後に、8着 ヴォランテについて

もう1頭挙げるなら、同じく後方から脚を使ったヴォランテです。展開が噛み合わず掲示板には届きませんでしたが、吉村誠之助騎手の檄に応え、最後まで元気一杯に伸びていました。力を出し切れない形になっただけに、展開ひとつで浮上の余地はありそうです。

追い切り内容を評価した記事はこちら

jamieの追い切り一閃
《2026》ダイヤモンドS【最終追い切り】調教評価 | jamieの追い切り一閃 2026年2月21日(土)に東京競馬場で行われる『ダイヤモンドステークス(G3)芝3400m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。 出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた...

今週開催のその他重賞レース(回顧)

阪急杯(G3)

小倉大賞典(G3)

フェブラリーS(G1)

おすすめアイテム

これ、正直「もっと早く買えばよかった」枠です。
背面に付けても薄くて軽いから、着用感がほぼゼロ。しかも見た目が可愛くて、充電時間も早い!調教映像を見続ける日ほど、こういう“ストレスのない充電”が効きます。
対応iPhone:15/16/17

\ 薄くて端正。手に取るたび、満足感があります。/

\ ぼたんだよ /

フェブラリーS 小倉大賞典 ダイヤモンドS 阪急杯 京都牝馬S レース回顧 調教 追い切り 評価結果

If you like this article, please
Follow !

Let's share this post !
目次