《2026》日経新春杯【評価結果】レース回顧 ~京都の冬は“初角”で決まる~

京成杯 日経新春杯 追い切り評価結果 レース回顧
目次

追い切り評価結果

結果は【B】→【B】→【B+】。勝ったゲルチュタールは【B】評価の最上位に置いていました。2、3着には人気薄の【B】、【B+】評価馬が入り、展開読みまで含めて噛み合った方には一定の手応えが残ったかもしれません。
一方で、【A】評価馬が9着に敗れた点は痛く、総合的には反省の残る結果でした。

着順馬名評価人気
1ゲルチュタールB1
2ファミリータイムB11
3リビアングラスB+9
4マイネルケレリウスB-12
5ドクタードリトルB-13
6コーチュラバレーB-3
7ヤマニンブークリエB5
8シャイニングソードB2
9サブマリーナA4
10サトノグランツB-8
11マイネルクリソーラC10
12ライラックB6
13オールナットB7

パドック

この日は用事があり、Xでのリアルタイムレポートはできませんでした。【A】評価のサブマリーナはパドックが素晴らしく、状態面は文句なし。パドック後に、単勝オッズは9.8倍まで下がり、人気も6番人気→4番人気へ。仕上がりの良さは見立て通りだったと言えます。

レース回顧

勝ち時計とペース

勝ち時計2:25.7は普通。京都開催(芝2400m)の良馬場で行われたのは直近10年では5回だけ。この勝ち時計の中央値は、2:25.8。普通と言えよう。

前半4Fの通過は48.6秒。一方、後半4Fは46.3秒で、しっかり後傾のスローでレースが流れました。今回このペースを作ったのは、ファミリータイム(松山)です。

回顧

戦前から、頭の中には一枚の絵がありました。
「逃げるのはファミリータイムか、リビアングラス。テンの3Fは35.7秒くらいで落ち着く」──そんな想定です。

実際のテン3Fは35.9秒。ほぼ誤差の範囲。時計の入口が読み通りに決まった瞬間、こちらの予想は“当たった”ように見えました。けれど、この日の京都は、当てたところで安心できない馬場でした。

硬いのに、ボコボコ。
キレ味が削がれ、スローなら尚更“脚の速さ”ではなく“脚の置き場”が問われる。つまり勝負は、直線ではなく「初角までの位置取り」でほとんど決まってしまう──そう思っていました。

そして、その読みは正しかった。
初角までの隊列が崩れないまま、4角まで淡々とスロー。前で我慢できた3頭がそのままゴールになだれ込む、いかにも今の京都らしい決着でした。4、5着にも人気薄が来たけれど、どちらも“インで脚を溜めた馬”。馬場が答えを出しているのに、レースはそれ以上でもそれ以下でもない。なんとも、です。

勝ったゲルチュタールの坂井瑠星騎手は、まるでこの結論を最初から知っていたような乗り方でした。
出ムチを入れ、ハナでも構わないという覚悟で前へ。結果として、あの“ひと押し”が一番の勝因になったと思います。スローの荒れ馬場で、前に行く意志が最大の武器になる。まさにそれを体現しました。

一方で、こちらの最大の誤算は【A】評価のサブマリーナでした。
枠の並び的に、押せば好位を取れる余地があったようにも見えたのに、武豊騎手はまったく好位を取りにいかず、序盤早々にインの後方へ。今の馬場で“前に付けないと勝機が薄い”ことを、分かっていないはずはない。分かっているからこそ、なおさら残念でした。

サブマリーナは、おそらく距離への不安があったのか、インの後方でじっと構え、道中は外への進路を確保しようとして無理をする形に。坂の頂上付近で馬体が接触し、そこからリズムを崩しました。上がり2位タイの脚を使っても9着。やったことは「一度外に出そうとして失敗した」──それだけで、ほとんど何もできないまま終わってしまった印象です。追い切りもパドックも良かっただけに、悔しさだけが残りました。

シャイニングソード(川田)については、戦前から危険な香りが濃かった一頭です。
今の京都馬場とスロー想定を合わせれば、後方待機から“直線で一番いいところに出してどこまで”という作戦は、そもそも届かないリスクが高い。川田騎手でも、この構図では魔法は起きません。2番人気の期待は分かるけれど、今回は舞台が許さなかった。

結局、馬券の入り口はもっとシンプルでよかった。
1番人気でもゲルチュタールから入り、穴から行くなら先手が取れるリビアングラスかファミリータイムから──本来はその選択が“京都の答え”でした。追い切り最上位は僅差でもサブマリーナ。パドックも良かった。その“正しい情報”に引っ張られて、筆者は本命を外した。1番人気が勝っても3連単は50,950円。取れない馬券ではありませんでした。

このレースで一番の教訓は、毎年繰り返される日経新春杯の“京都らしさ”です。
似たような馬場傾向になりやすいからこそ、メンバーを見た時点で「初角までの位置取り」を描けるかどうかが近道になる。追い切りもパドックも大事。でも、京都の冬はそれ以上に“どこで走るか”“どこにいるか”がすべてを決める。来年に向けて、ここだけは強く覚えておきたいと思います。

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