《アイビスSD》2026【最終追い切り】調教診断

アイビスサマーダッシュ 追い切り 調教 評価

2026年8月2日(日)に新潟競馬場で行われる『アイビスサマーダッシュ(G3)芝1000m(別定)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は17頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。

目次

追い切り評価

枠番馬番馬名性齢斤量騎手評価
11ウイングレイテスト牡958.0松岡B
12デュガセ757.0江田照B
23ミカッテヨンデイイ牝655.0小林脩B
24カウスリップ牝455.0津村B-
35ベルギューン牝455.0菱田C
36ピューロマジック牝556.0田辺B
47バグラダス牡657.0杉原A
48シュラフ牝455.0嶋田純B-
59カウンターセブン牡457.0三浦B-
510エコロレジーナ牝655.0菊沢B
611ロードトレイル牡557.0大野C
612クムシラコ牡857.0B
713テイエムスパーダ牝756.0国分恭B
714ブーケファロス牡657.0石橋脩B-
815アタリダイキチ牡457.0武藤雅B-
816アメリカンステージ牡457.0戸崎B+
817ビッグシーザー牡657.0荻野極B-

Grade A

バグラダス

安定したフォームで、集中力の高い走り。1週前追い切りでは、軽く仕掛けられるとスムーズに反応。併せた新馬を相手に、きっちりと前へ出て先着しました。派手なアクションではありませんが、走りの軸がブレず、最後まで真面目に脚を動かせています。

そして興味深いのが血統。一つ下の妹は、昨年のアイビスサマーダッシュを制したピューロマジックです。姉ほど前半から飛ばすタイプではありませんが、直線で速度に乗ってからの脚には面白さがあります。芝1000mへの条件替わりで、新たな一面を見せても不思議ではありません。

追い切りの安定感と未知の魅力を買い、最上位のA評価です。

Grade B+

アメリカンステージ

1週前は栗東坂路での併せ馬。馬の多い時間帯に追い切られましたが、その中でも一頭だけ違う雰囲気。周囲を気にする様子はなく、堂々と坂路を駆け上がってきました。併せた相手には1馬身遅れましたが、相手はジュタ。相手もよく動いており、こちらもしっかりとした加速ラップを踏めています。この遅れを必要以上に気にする必要はないでしょう。

最終追いには坂井瑠星騎手が騎乗。馬場の真ん中を、文字どおり真一文字に登坂しました。頭の位置は常に体の中心にあり、左右へのブレがありません。終いに軽く肩へステッキを入れられると、しっかりと反応できています。直線1000mでは、速さだけでなく真っすぐ走れることも大切です。

テンの速さに加え、外枠を引いた今年の並びを考えると、人気でも高く評価したくなる一頭です。

Other Key Runners

ピューロマジック

1週前は坂路で速い時計を出す内容。疲れが出るラスト1Fで仕掛けられてからも、しっかりと反応できており、最後まで脚色を維持しました。

最終追いは未勝利馬を追走。相手が遅かったこともあり、道中は少し掛かり気味でしたが、鞍上はすぐに仕掛けず、我慢させる内容でした。直線でゴーサインが出ると反応は良好。ゴール前できっちりと前へ出て先着しています。

この馬の強みは、何といってもゲート後の数完歩。スタートしてから速度に乗るまでの速さは、個人的にはメンバー最上位と見ています。今回は内寄りの枠に入り、外へ進路を取る過程がポイントになりますが、昨年の勝ち馬でもあり、能力・適性ともに評価を下げづらい一頭です。

エコロレジーナ

2週続けて美浦坂路での単走追い。特に良かったのが1週前です。集中力の高い安定したフォームで、しっかりとした加速ラップを楽々と踏んで登坂。力んで時計を出したというより、自分のリズムを保ったまま自然に速度を上げていました。

最終追いは軽め。集中力という点では1週前ほどではありませんでしたが、後肢の蹴りは最後まで力強く、ゴール前でも脚色が衰えていません。前半から無理に位置を取りに行くというより、終いの脚を生かす競馬になりそうです。あとは菊沢騎手が、外へ集まる馬群をどう捌くか。進路取りにすべてが掛かっている面はありますが、馬自身の状態は良さそうです。

クムシラコ

美浦坂路で古馬3勝クラスとの併せ馬。外ラチ沿いを走っていましたが、コーナーで併せた相手が外へ膨れたため、本馬は素早く内へ切り込みました。予定どおりに進まない中でも、柔軟に対応できた点は好印象です。直線では、追われる相手を尻目に馬なりのまま並び掛けます。最後に肩を軽く叩かれると、きっちり半馬身前へ出て先着しました。派手さはありませんが、相手の動きに合わせながら自分の走りを崩さなかった点を評価します。

二の脚を持っている馬。ゲートを決め、スッと好位へ収まることができれば面白い存在です。

デュガ

森厩舎としては、やや控えめに映る調整過程。じっくりと坂路で乗り込まれ、最終追いでは植え込み側を馬なりで登坂しました。力任せに走るところはなく、ラップは美しい加速型。追われて派手に伸びたわけではありませんが、自分から脚の回転を上げ、最後まで余力を残して走れています。仕上がりそのものは良さそうです。

今回は2番枠。隣のウイングレイテストが内ラチ沿いを選択するなら、その後ろを追走し、前半で脚を使い過ぎずに終いを生かす形も考えられます。外枠優勢の舞台ではありますが、内枠勢がまとまって内ラチ沿いを走る展開になれば、面白さが出てきます。

ウイングレイテスト

2週続けて首筋から発汗していた点は、少し気になります。ただ、動き自体は悪くありません。1週前は坂路でしっかりとした加速ラップを踏み、最終追いではコースで伸びやかなフットワークを披露しました。年齢を感じさせないほど四肢はよく動いており、大きな馬体を持て余すことなく、リズムよく走れています。

問題は最内1番枠。過去2年のアイビスサマーダッシュでは外寄りの枠から好走しましたが、今年は全く違う条件です。ただし、外へ行くことだけが正解とは限りません。この枠から無理に外へ移動せず、内ラチ沿いを自分のリズムで走ってくる可能性もあります。追い切りの動きは評価しつつ、当日の発汗とテンションを確認したい一頭です。

ミカッテヨンデイイ

序盤は少し気負いが強く、クビの使い方にも硬さが見られました。ただ、走るにつれて徐々に力みが抜け、後半はクビを前へ突き出す伸びやかなフォームへ変化。四肢の可動域も広がり、併せた古馬1勝クラスを相手に1馬身先着しました。最初から最後まで完璧だったわけではありません。それでも、走りながら自分でリズムを整え、後半に動きが良くなった点は評価できます。

この馬も内枠。ウイングレイテストやデュガとともに内ラチを攻める形になれば、外枠勢とは別の進路で脚を伸ばせるかもしれません。近走成績からは狙いづらい一頭ですが、追い切りには良い部分がありました。

テイエムスパーダ

日曜日にダートコースで一杯に追われており、最終追いは軽めの調整でした。手前を替えようとしながら、うまく替えられない場面があります。少し不器用なところは見せましたが、フットワークの弾力性は十分。地面を踏み込んだ際の反発力も、まだ失われていません。とはいえ、年齢を重ね、全盛期に見せていた迫力は薄れてきました。近走は発馬にも波があり、かつてのようにスタートから一気に先頭へ立てるかは微妙なところです。

今回は比較的外寄りの13番枠。本来のダッシュ力を取り戻せれば、外ラチ沿いの前方を確保できる可能性があります。追い切り評価は据え置き。当日のパドックで、気配と活気を確認したい馬です。

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